青天の霹靂 〜卵巣がん見つかりました〜

2016年初夏、35歳で不意に発覚した卵巣がん(類内膜腺がん・Ib)。手術が終了し、TC療法に入りました。

手術前日

手術の前日は、昼から流動食が始まり、

夜から絶食。

これから、3日くらいは食べられない。

食事より楽しみなことなんてないのに。

午後には、下剤の服用が始まり、

夜には浣腸。

人生初の浣腸は、恥ずかしいし、

とっても辛かった辛かった💦

 

緊張からか、眠れず、

眠れる薬を服用。

 

明日、手術が終わったら、

もう、私の子宮と卵巣は

無くなっちゃうんだな。

と思うと、悲しくてしかたなかった。

女性では無くなってしまうような不安。

もう妊娠できない辛さ。

今まで考えたことのない道筋が

すぐそこにある。

 

 

手術のための入院

手術の3日前に入院。

手術までの時間は、皮肉にも、

久々の自分の時間。

趣味の刺繍をしたり、DVDを見たり、

本を読んだり…

育児と仕事に追われる生活から、

少し離れた。

穏やかな時間だけど、

自分の身体の一部が無くなるまでの

なんだか不思議な時間。

午前中に入院受付をして、

午後はオリエンテーション

夕方には、主治医が回診。

いつもと違う枕に、慣れないベッド。

家っていいなって、しみじみ思う。

術前検査

やはり、腫瘍は悪性の可能性が高いようです。

CT検査や、肺活量の検査、

下肢の超音波検査などを受けて、

入院の受付して、帰宅。

子宮も卵巣も残せないみたい。

2人目の子どもを望んでいただけに、

辛い宣告。

でも、なにが悲しいのかも、

よくわからない。

実感なんて、なかなか湧かない。

 

とにかく、手術と長期入院に備えて、

準備しよ。

手術日決定

初診の翌週。

術前検査の前日に、担当医より電話。

手術日が6月30日に決まり、27日から入院となるとのこと。

そして、心エコーの追加検査をすること。

どうも、負荷心電図の結果が良くないらしい。

とりあえず、仕事を休める状態まで持って行って、引き続きした。

忙しいね。

C病院の初診

都内の大きな病院で、初診。

担当医は、意外にも女医さん。

持参したMRI画像から、

早い段階で、見つかったこと。

境界悪性や良性の腫瘍であれば、卵巣が残せること。

手術は、再来週あたりになること。

術後は、抗ガン剤治療となること。

そんな説明を受けて、診察は終了。

なんとなく、安心した。

早い段階での発見。よかった。

そのあと、術前検査をいくつか受けて、帰宅。

疲れた💦

MRIの結果とそれから。

朝の診察開始時間前に、

無理やりねじ込んでもらったMRI

狭いベッドに体を固定されて、

音が鳴り続けてる機械💨

これが、MRIか…と興味津々。

確かに、恐怖を感じる人もいるよね。

 

検査終了後、しばらくしてから、

医師による診察。

MRIと昨日のエコー、腫瘍マーカーの結果を

総合的に判断し、やはり悪性の可能性。

卵巣がんは、手術以外で、

病理検査が、できないがん。

とにかく、次のステップは、手術。

 

担当してくれた医師の助言もあり、

より手術日程が早いだろう、

都内の専門病院(便宜的に、三つ目の病院なので、C病院とします。)への転院を決め、

紹介状を依頼。

翌日、C病院を受診することになりました。

きっかけ

息子も少し手が離れ、

2人目が欲しいなぁ〜って。

いわゆる、ベビ待ち。

 

そこで、なんとなく続いていた

月経前症候群と合わせて、

不妊治療を考えて、

自宅近くの産婦人科に受診したのが始まり。

 

内診の結果、卵巣が腫れているので、

すぐに大きな病院に行くように。

とのこと。

その病院の、選択肢に、

がんセンターが含まれていたので

なんとなく、がんかなって思った。